目標設定が曖昧だと、努力しようがない

目標設定が曖昧だと、努力しようがない

頑張れ、ベストを尽くせ、では達成出来ない

何かを成し遂げるには、ゴールがないといけない。

 

成し遂げるべきゴールがなければ、ゴールに到達する手段も、努力も決まらないからだ。

 

目標を立てているだけで、実際に何をするかを決めていなければ、目標を達成することはできない。

 

人間は誰しも、複数の願いを持っている。

 

健康になりたい、成功したい、楽な暮らしがしたい、充実した人生を送りたい。

 

そういうふうに漠然とした目標では、いったい何を努力すれば良いのかすら、見えてこないのだ。

 

ハイディ・ハルバーソンは、「やってのける」(Succeed)という著書で、ゴールに近づくには、目標の設定が、重要であると述べている。

 

彼女によれば、目標には様々なタイプがあり、その違いに注目しなければ、ゴールに近づかないと言うことらしい。

 

たとえば「頑張れ」とか「ベストを尽くせ」といった漠然とした指示を与えられても、自分の限界に挑戦する人は少数派だ。

 

頑張れ、努力せよ、ベストを尽くせ、…などと言った言葉は、目標がハッキリしていないため、何も達成出来ないか、ベストとはかけ離れた目標しか達成出来ないことが殆どだという。

 

では、どのような目標を立てれば、よりゴールに近づくことができるのか。

 

心理学者のエドウィン・ロックとゲイリー・レイサムによる研究では、目標の立て方によって、達成されるモノが異なるという報告をしている。

 

彼らは、目標の設定方法として

  • 目標を自分で設定する
  • 目標を他人が設定する
  • 目標を他人と一緒に設定する
というふうに分けて研究を行った。

 

さらに

  • 具体的かつ難易度が高い目標
  • 抽象的かつ難易度が低い目標
について、比較を行った。

 

果たしてその結果はいかに?



ハッキリした難しい目標を立てる

心理学者、ロックとレイサムは、目標の設定方法と、目標の内容によって、その成果がどうなるかを研究した。

 

目標を誰が設定するのが良いのか。

 

自分で設定すべきなのか、それとも他人が設定すべきなのか。

 

また目標は抽象的な方が良いのか、具体的な目標が良いのか。

 

目標の難易度は難しい方が良いのか、それとも成し遂げやすい簡単な方が良いのか。

 

こういうことを、様々な職業を対象に調べた。

 

たとえば、ある材木工場では、材木を運ぶ際に、どれくらいの材木を積めば良いのか、明確な指示が為されていなかった。

 

そのため従業員達は、適当に材木をトラックに積んで、それを運ぶという作業をしていた。

 

そこでどれくらい積んでいるのか調べて見ると、法律で許される上限量より、なんと4割も少ない量の材木しか積まれていなかった。

 

トラックに材木を積むのは面倒だから、適当に積んで、適当に運んで、適当にそれを降ろしていたらしい。

 

「材木をトラックに積んで運ぶ」という曖昧で抽象的な指示では、どうしてもこういうことが起こる。

 

そして従業員は指示通りやってるわけだから、特に改善しようとも思わない。

 

そこで「積載量を上限の94%」と言う風に、具体的な数値を示して指示を行った。

 

たくさん積むというのは面倒だし、それなりに難しいことも起こる。

 

しかし新しい指示を行った数ヶ月後には、上限値の90%まで積載量が増えていたという。

 

これは上司や依頼人が、ハッキリとした数値を示したからで、指示がなければ今でも60%前後の積載量で、材木を運んでいたはずだ。

 

ロックとレイサムに寄れば、こうして具体的で難易度の高い目標設定で、パフォーマンスが高くなると言う。

 

自分で決めても、他人が決めても、相談して決めても、そういう傾向があるという。

 

人間は、求められた以上のことはしない」が、「具体的にハッキリと求めれば努力する」って事らしい。

 


スポンサードリンク

このエントリーをはてなブックマークに追加