自己愛性自己評価と、能力性自己評価

自己愛性自己評価と、能力性自己評価

自己愛性自己評価と、能力性自己評価

目標の立て方には、証明型と、成長型の2つがある。

 

証明型の人の目標は、他人に自慢できるような、トップクラスの成果を目標にする。

 

周囲の者に「オレって凄いだろ」と言えるくらいの成果でなければ、努力する価値がないと思っている。

 

そしてこれは自己承認欲求だから、自己評価と大きく関わってくる。

 

自己評価には大きく分けて、「自己愛的評価」と「能力的評価」がある。

 

自己愛的自己評価というのは、他人から愛されているかどうかで、自分の存在意義を決める。

 

自分に能力があるかどうかは関係なくて、他人からチヤホヤされているかどうかだけだ。

 

一方、能力的自己評価というのは、勉強や仕事などの出来不出来で、自分の価値を決めるという方法だ。

 

証明型の目標を立てる人は、後者の能力的自己評価で自分を評価しているのだろう。

 

こういうタイプは、弟や妹がいる第一子に多い。

 

親の愛情はどうしても末の弟や妹に向きがちなので、親の愛情を取り戻そうとして、能力を示そうと頑張るらしい。

 

しかし残念ながら、証明型の目標では、親の愛情は取り戻せない事が多い。

 

それならばと、それなりの処遇を期待して、さらに高い目標に挑んだりする。

 

その結果、世間的には凄いと言われるような高い目標を達成したりするのだが、それでもたいていは報われずに、挫折を味わうことも多い。

 



証明型から成長型の目標へ

自己愛性自己評価と、能力性自己評価は、どちらかに偏りやすい。

 

というのも、自己愛性評価が高い人は、周囲からチヤホヤされているので、あまり能力を高めようと思わない。

 

面倒なことは周囲の誰かにやらせ、自分は好きなことしかやらない。

 

そのため、泣いたり喚いたり、脅したり文句を言って、周囲の者を困らせたりして、他人を動かす能力は高いが、本人は何もできなかったりする。

 

逆に、周囲の者からチヤホヤされていない人は、能力を示すことで評価されようと努力する。

 

欲しいのは自分に対する評価だが、周囲の者より優れている事を示すから、ちょっと高圧的なポジションになる。

 

そのため、取っつきにくく感じられ、自己承認欲求はあまり満たされない。

 

そうしてそのうち、高い目標を達成しても、実は自分の欲しかったモノが手に入らず、努力の方向が間違っていたと気づく。

 

証明型の目標は、周囲の人間から、認められたい・ほめてもらいたいと言うことで、いくら高い目標を掲げてそれを達成しても、周囲の評価が時間と共に、消えていってしまうのに気づくのだ。

 

そこで、他人からの評価を2の次にして、自分のやりたいことを目指せば良いのだが、なかなかこの方向転換は難しい。

 

ただし、努力する能力はあるわけだから、興味を持って物事を学び出して、それに充実感を見いだすようになると、自分の成長に目標を定めることもできる。

 


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